実際に病棟で働く若手放射線診断科医のある日のスケジュールをご紹介します。
日中の仕事内容はCTやMRI、PET-CTなどの読影業務、そしてIVR(インターベンショナルラジオロジー)です。 その他、業務が終われば個人的な研究を行うなど、自分でマネジメントして、調整しています。
医師 近藤 翔太
広島大学病院 放射線診断科
平成27年卒
初期研修で興味を持ち入局
画像診断もIVRも身に付けて
自分の引き出しを増やしたい
医師 近藤 翔太
自宅が近いので、8時ごろ家を出て自転車で通勤し、8時5分~10分頃には出勤しています。
業務開始は8時30分なので、それまでは前日の仕事の整理や、その日の仕事の準備などをしています。
朝から夕方までずっと読影の日もあれば、午後からIVRという日もあります。
午後からIVRの日は昼休みを早めにとって準備します。
一日中読影の日も学生さんの教育をしたり、上の先生に相談に行くことも多いので、ずっとモニターの前に座っているということではないです。
一般内科と迷ったのですが、研修で実際の画像診断を体験してやってみたいと思いました。
実際の患者さんの症例を見て、判断して、それが患者さんにどう影響を与えたかまでを体験することが一番勉強になります。自分はまだ経験が浅いので先入観にとらわれて間違えたりすることもありますが、経験することで自分の中の引き出しが増えていきますし、自分の診断したことが患者さんの治療方針を決定づけることもあるので、そういうところはやりがいになると思います。
業務が終わった後で個人的な勉強しているので、21時頃まで病院にいることが多いです。科の食事会などがあればみんなで早めに切り上げて出かけますし、ちょっとがんばろうと遅くまで勉強する日もあれば、メリハリを付けて早めに帰ろうと18時頃帰宅することもあります。スケジュールは自分でマネジメントして、調整しています。
領域は広いので勉強することは多いのですが、その中でも自分の専門をある程度考えて重点的にやっていくこともできます。自分は専門についてはまだはっきり決めていないので、まずは基本的に幅広く、まんべんなくやっていきたいと思っています。興味があるところが出てきたら的を絞って重点的にやってみようと思っています。