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スタッフの声臨床の現場から

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臨床の現場から― 患者に優しい治療を目指す
IVRチーム ―

インターベンショナルラジオロジー(IVR)とは、患者様にやさしい治療法として近年注目を集めている低侵襲治療のひとつです。

当科は、チーム医療の中で各診療科と連携して、先進的なIVR診療を数多く提供しております。実際の研修・手術風景と共に、IVRの特徴、魅力、考え方を担当医の声でご紹介します。

  • 准教授 馬場 康貴

    広島大学病院 放射線診断科

    平成5年卒

    日本医学放射線学会放射線診断専門医

    日本IVR学会専門医

  • 助教 帖佐 啓吾

    広島大学病院 放射線診断科

    平成15年卒

    日本医学放射線学会放射線診断専門医

    日本IVR学会専門医

  • 助教 福本 航

    広島大学病院 放射線診断科

    平成21年卒

    日本医学放射線学会放射線診断専門医

    日本IVR学会専門医

IVRについて教えてください。

馬場:

画像を使って患者さんの治療行為を行うことです。
カテーテルを病変近くの血管まで進め、病変に直接針を刺したりしてがんや動脈瘤などの治療を行う医療行為です。
身体的にも、経済的にも患者さんへの負担がとても少なく、未開拓の領域も多い、これから発展する医療分野だと言えます。

IVRは未開拓の領域の多い
これからの医療分野なので
活躍の場はもっと広がります

准教授 馬場 康貴

放射線診断科、
IVRを目指された理由を
教えてださい。

馬場:

学生時代に部活の先輩に勧められたんです、かなり強引に(笑)。
私が入った頃は今のように忙しくなかった時代なので、実際の手技を体験しながら新しい道具の検証などもしていました。

帖佐:

もともと手技がメインの分野に進みたかったので、卒業する直前まで外科志望でしたが、ちょっとしたきっかけでIVRという分野があると知りました。
外科と違って患者さんへの体の負担が少ない治療はこれから開けていく、やりがいのある分野だと思って選びました。

福本:

放射線診断科は内科、外科、耳鼻科や救急までいろんな領域に携わることが多いので、そこがいいと思って選びました。

患者さんに少ない負担で治療できるIVRという分野にやりがいを感じています

助教 帖佐 啓吾

緊急の現場での止血から
症状の緩和まで
IVRの領域を広げていきたい

助教 福本 航

IVRの今後については
どうお考えでしょうか?

馬場:

IVRは患者さんに少ない負担で大きな治療効果を与えるというのが最大の特徴で、広大のような大きな病院の救急医療ではIVRは絶対に必要な部門だと思います。
うちでは放射線診断科の医師は全員でIVRに対応できるようにしていこうとしていますし、新しい方が来られても十分に活躍の場は広がると思います。

福本:

IVRの手技にはいろんな領域があって、まだうちではやっていない手技もたくさんあるので、いろんな領域にもっと関わっていきたい。
特に緩和系、がんの末期で手術が難しい方の症状を緩和するために、IVRを使った手技が出てきているので、そういった領域でも貢献したいと思います。

放射線科はオンとオフがはっきりしている職場
だとうかがっていますが、IVRを担当されると
待機などが多くなるのでしょうか?

馬場:

IVRに関してはこの3人でローテーションを組んでいます。
平日であれば夕方から深夜にかけて、週末などの時間外も予定を立てて対応をしています。
待機の当番でなければ、オフにできます。

帖佐:

もちろん緊急で対応することもありますが、オンとオフがはっきりしていてメリハリがあると思います。
独身なので、オフには家のことをやっていることが多いですね。

福本:

僕はずっと剣道をやっているので、オフの日は練習に行って汗を流しています。

放射線診断科の魅力をアピールしてください。

馬場:

オンとオフをはっきりと作れる職場ですし、すごく家庭的な雰囲気で、出身や出身校に関係なく受け入れてくれる環境なので、興味があったら気軽に声をかけていただけると嬉しいです。
画像診断もIVRも、実際の症例は多岐に渡っていて、経験を積むには非常にいい環境だと思います。

帖佐:

放射線診断科は広い領域に携われて、診断部分とIVRというまったく違う内容の中から自分に合った方を選択することもできるので、ぜひ一度見に来ていただきたいですね。
女性が働きやすい職場環境で、どの方にもおススメできる科だと思います。

福本:

放射線診断科自体、人数が少なくて、まだまだマンパワーが不足しています。
特にIVRはその中でもさらに人が足りていないので、やる気があればどんどん挑戦できると思います。
ぜひ一緒にやっていきましょう。