医師 川井 咲
広島赤十字・原爆病院 放射線診断科
平成25年卒
私は、研修医の2年目に出産したので「子育てしながら続けられる科」ということで選びました。全身の疾患が診られること、また、その中からさらに専門性を見つけて勉強できるところがいいなと思いました。
初期研修を大学で行ったので、大学病院の印象が強いですが、妊娠中から業務に配慮していただいたり、子育てのことを相談しやすい環境でした。女性医師が比較的多く、働きやすい科だと思いました。
教授が多様性を重視されていて、若手医師からも意見を言いやすい環境を作ってくださっていると感じます。仕事のことだけでなく、ライフスタイルについても多様な考えを受け入れてくださっているので、子育て中の医師も働きやすいのだと感謝しています。私自身もそうですが、他県出身や他大学出身の医師も多く、外から来た人でもなじみやすいという印象です。
子育て中でも自分のペースで
ムリなく働けることができる科です
医師 川井 咲
8時半から17時までのフルタイムで勤務しています。カンファレンス等で定時を過ぎる時は、保育園のお迎えの時間に合わせて抜けさせていただいています。その他は、月1回程度、休日の読影の当番がありますが、自分の都合のよい時間に出勤できるので、子育てと両立できています。
緊急の呼び出しがほとんどないので、両立できています。平日は仕事をメインに、休日は子供と公園へ遊びに行ったりしています。勤務時間が決まっているので、子供もそれに合わせた生活リズムに慣れてくれています。
広大病院は若手からベテランまで、常勤・非常勤とたくさんの医師がいます。仕事熱心な先生、子育て中心の先生と働き方のモデルケースが多く、各々がやりたいことをやれる雰囲気があると思います。JR広島病院は良い意味でこじんまりしています。症例数は少ない方と思いますが、指導熱心なベテランの上司にたくさん勉強させていただきました。また、他科の先生や放射線技師・看護師さんとも距離が近くて話しやすく、活気がある病院です。広島赤十字・原爆病院は私の他にも子育て中の先輩医師が2人いて、子育てとの両立がしやすい環境です。気になる症例はみんなで相談していて、意見も言いやすいです。
子育てと仕事は、どちらも完璧にはできないかもしれません。だからこそ、仕事も子育ても「ここまではやろう と自分なりに目標を決めて頑張るのが大切だと思っています。その意味で、オンオフの区切りがつきやすい放射線診断科は両立しやすい科だと思います。