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学会報告2019年12月19日
第133回日本医学放射線学会 中国・四国地方会 2019年12月14日~15日
2019年12月14-15日、愛媛で開催されました第133回日本医学放射線学会、中国・四国地方会に参加しました。天気にも恵まれ、大変素晴らしい会で、勉強になりました。
学会では、学生や研修医を対象とした発表セッションが設けられており、当研究室からも医学科4年生に、学生実習で行った研究【演題名:ファントムを用いた超高精細CTによる冠動脈石灰化スコアリングについての検討】について発表して頂きました。学生でありながら、堂々とした発表であり、最優秀賞である若手奨励賞を受賞することができました。
この研究では、近年登場した超高精細CTを用いてファントムの石灰化評価を行い、従来の撮影モードと比較しました。超高精細CTを用いることで、より微小な石灰化を検出することができ、従来と比較して正確な石灰化評価が可能でした。今後、臨床応用を行う上で重要な研究であると考えています。
この研究発表を行うにあたり、私も指導者として携わりましたが、学生が発表する際は自分が発表する時より緊張しました。また、若手奨励賞を頂いたときは自分のことのように嬉しく思いました。私にとっても大変貴重な経験となりました (福本航 記)
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学会報告2019年12月19日
2019年12月1-7日にシカゴで開催されたRSNAに初参加させていただきました。
まず目的のセッションにたどり着くのが大変なほど大きな学会の規模に圧倒され、国際学会の雰囲気を肌で感じることができました。私は本田先生ご指導のもと作成させていただいた、Dual-Energy CT Imaging of Renal LesionsというタイトルでDECTの腎領域の応用について電子ポスター発表しました。内容はレビューをメインに、当院での症例を交えた内容で、熱心に質問くださる方もいらっしゃいました。英語で質問に答える難しさも感じ、今後勉強を頑張っていこうと思いました。RSNAではIVRからAIのセッションまで幅広い演題があり、世界で行われている研究について触れ、大変刺激になりました。また来れるように励んでいこうと感じました。
学会期間中は天候にも恵まれ、シカゴの雰囲気も楽しむことが出来ました。初めてのNBA観戦も大変印象に残っています。
RSNA参加は私にとって大変貴重な経験となりました。(森拓也 記)
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学会報告2019年3月15日
2019年2月25日、私が留学していたオランダのRadboud University Medical Center (UMC) に粟井先生、中村先生、檜垣先生とともに再訪して来ました。
Radboud UMCは、病床数は600床以上を有するオランダ西部の拠点病院の1つです。Radiology部門には放射線科医40人以上、放射線技師70人以上、画質解析者や画像物理士、大学院生などを合わせると総勢数百人以上が在籍しています。
研究会議では『カルシウムファントムや献体を用いた超高精細CTによるカルシウム測定』や『肺気腫スコアの線量や再構成アルゴリズムによる変化』の研究について議論しました。前者の研究では超高精細CTの方が従来のCTと比較してより小さいカルシウムが検出可能となり、正確なカルシウム評価が行えるとの結果でしたが、ファントムでは真値と測定値が少し乖離していることが問題でした。その理由と解決策について、Radboud大学の教授であるProkop先生よりヒントを頂きましたので私にとっては非常に有意義な会議となりました。肺気腫スコアの研究についても新たなデータを頂きましたので、引き続き、解析を進めて行きたいと思います。
また、会議後の病院見学では、Radboud大学のスケールの大きさを再認識しました。設備や人数の多さなど日本とは全く異なる医療環境に驚かされるばかりでした。
今回の再訪は、広島大学とRadboud大学の繋がりをより強化することができ、今後の共同研究等を行う上で、非常に有意義のものになりました。
(福本 航 記)
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学会報告2019年3月12日
この度、初めてECRに参加させていただきました。広島大学からは粟井教授以下5名で参加しました。
去年のウィーンは極寒だったようですが、今年は日本と変わらないくらいの暖かさで快適でした。
私は中村優子先生のご指導のもと、腹部超高精細CTにおけるDLR(AiCE)の有用性について、日本語セッションで発表をしました。
尊敬する先生方がキヤノンさんと開発されたAiCEについての発表であり、誇らしさと同時に責任感が押しよせてきて、とても緊張してしまいましたが、なんとか終えることができました。
学会以外では、ベルヴェデーレ宮殿や王宮に行ったり、音楽鑑賞をしたり、ザッハトルテを食べたり・・・と非日常的な体験をでき、忘れられない思い出になりました。
またECRに参加できるように精進したいです。(宇都宮小渚 記)
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学会報告2018年7月5日
第130回日本医学放射線学会 中国・四国地方会 2018年6月16日〜17日
この度、6月16日〜17日に島根県の出雲で開催されました日本医学放射線学会中国・四国地方会に参加しました。梅雨の期間中にもかかわらず、出雲市は2日とも好天に恵まれ、主催者の島根大学の猪俣教授によると島根には珍しい天気だとのことでした。
当科からは私を含め若手4人(赤木、成田、前田、宇都宮)が発表しました。私は中村優子先生の指導のもと、非アルコール性脂肪肝炎を背景に発症した肝細胞癌の生物学的特徴を検討し、発表しました。その他、稀かつ興味深い症例発表を見たり、今後役立ちそうな講演を受けたりと見聞を深めることができたと思います。
今回の経験を活かして今後の診療や研究に精進したいと考えています。
(赤木元紀 記)
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学会報告2017年12月12日
第129回日本医学放射線学会 中国・四国地方会 2017年12月9日~10日
12月9日~10日に岡山で開催された日本医学放射線学会中国・四国地方会に参加しました。先週はRSNAで1週間アメリカ、今週末は岡山と、旅行好きな私としては色々な土地に行かせていただけて幸せです。
私は中村先生の御指導の下、多血性HCC術前においてどのような患者に診断angio(CTHA)が必要か、と内容について発表しました。当科からは主に私をはじめ非専門医の若手中心に演題を出し、今年入局した先生方も多くの聴衆の前で立派に発表されていました。
今回の地方会では日頃会うことのできない他大学や他病院の先生方と話すことができ、大変有意義な時間をすごすことができました。今回学んだことを、これからの診療や研究に活かしていこうと思います。 (冨士智世 記)
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学会報告2017年12月6日
この度、初めてRSNAに参加させていただきました。広島大からは、粟井教授以下、医師9名、放射線技師2名、関連病院からは医師2名と大人数での参加となりました。
RSNAは会場が非常に広く、結局最後まで全体像を把握できたのかできていないのか、わからないような状態で終了しました。
私の演題はscientific posterで、「Utility of Joint Screening by Ultrasonography (US) in Children and Young Adults with Hemophilia: Comparison with Radiograph」という内容のポスターを登録していました。関節エコーはかなりマイナーな領域なため、似たような演題は出ていませんでしたが、エコーをされている他病院の日本人の先生に色々とアドバイスをもらえたのが収穫でした。また、ポスターのモニターの前で30分間立ち続けるというのが、これほどにも緊張するものかと認識できたのも、終わってみると良い経験になったのかもしれません。
シカゴの街は思っていたよりもとてもきれいで、歩いていても安心感があり、自分の中で想像しているヨーロッパの町並みのようでした。合間に訪ねたシカゴ美術館には面白いオブジェも多くあり、何時間でもぶらついていられそうな場所でした。 (松原佳子 記)
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医局行事2017年11月9日
2017年11月7日 広島画像診断講演会が開催されました。
最初に話題提供として、当科の本田有紀子診療講師が、新しい疾患概念である腎管状嚢胞癌について説明し、他の腎腫瘍との画像上の鑑別を解説しました。
特別講演は、大分大学 放射線医学講座 森宣教授をお招きし、膵癌の早期検出、新たなIVRでの治療法についてご講演いただきました。近年癌の分子生物学的背景をも考慮した画像診断が注目されるようになっていますが、今回のご講演では、膵癌の分子生物学的背景としての遺伝子異常、また今後膵癌の早期発見に大きく貢献する可能性があるCirculating tumor cellについてお話いただきました。そして膵癌はなかなか治療が奏功せず、予後が非常に悪いと言われていますが、あらたな治療法としてのIVRや放射線治療の可能性についてもお話いただき、診断から治療まで、短時間ながら非常に濃い内容のご講演を拝聴することができました。今回のご講演からいただいた大きなモチベーションをもとに、明日からの診療、研究に邁進してゆきたいと思います。 (中村優子 記)
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医局行事2017年11月9日
当研究室の粟井教授が、医学教育におけるカリキュラム改革、放射線健康リスク学教育の整備、
死因究明教育研究センターの設立等の業績に対して学長表彰を受けました。
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学会報告2017年10月17日
2017年9月29日(金)~30日(土)、岡山大学鹿田キャンパスにおいて開催された、中国四国IVRに参加させていただきました。治療に難渋された症例や稀なケース、当科であまり関与していない胆道領域のセッションなど、大変学ぶべき事の多い会でした。また、IVRはデバイスが次々と改良され進歩する分野で、日々勉強が必要であることを改めて実感いたしました。発表に際してご指導やご協力をいただきました皆様方、また期間中日常業務を行っていただいた先生方、誠にありがとうございました。 (近藤翔太 記)
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